@article{oai:suica.repo.nii.ac.jp:00000986, author = {森内, 安子 and Moriuchi, Yasuko}, journal = {神戸女子短期大学論攷, The Ronko}, month = {Mar}, note = {本研究は,還元糖の測定を学生実験に実施するにあたり,実験の回収率,データーの再現性,および時間的経済性など,派生してくる種々の問題を解決すべく実験方法を検討した。  ブドウ糖,果糖,およびショ糖を含む果汁飲料の糖を定量する方法として,ベルトラン法,ソモギー変法,ジニトロサリチル酸法の3法で実験をした結果,ジニトロサリチルサン法が他の2法に比べ,還元糖と加水分解後の全糖の定量値が高く,回収率もミカン果汁100%以外では92~100%であった。ジニトロサリチル酸法は微量の定量法で,食品の栄養分析にはあまり用いられていないが,定量値に影響する操作も少なく,限られた時間内での学生実験には適用できる測定方法である。  他の果汁飲料に比べ回収率が低いミカン果汁100%は,とくにベルトラン法とソモギー法の還元糖の定量値がジニトロサリチル酸法の55%前後しか定量できていない。その要因として,有機酸とくにミカンに含まれるビタミンCおよびクエン酸が測定方法におよぼすと考え,その影響を調べた結果,有機酸による影響はなく,別の要因が考えられるため検討する必要がある。  果汁飲料の加水分解条件は,不安定で分解されやすい果糖を損失なく定量し,また,ショ糖を完全に分解し定量できることが望ましい。すなわち,低温で時間をかけて分解するのが良いのではあるが,学生実験では時間が限られているため,低温ではショ糖の分解が不十分であり,95℃の湯浴で分解時間は30分が良い条件であると考える。}, pages = {145--152}, title = {果汁飲料中の還元糖測定に関する研究}, volume = {46}, year = {2001}, yomi = {モリウチ, ヤスコ} }