@article{oai:suica.repo.nii.ac.jp:02000229, author = {今野, 睦美 and 小西, 真千子 and 西尾, 梨那 and 牛越, 幸子 and Konno, Mutsumi and Konishi, Machiko and Nishio, Rina and Ushigoe, Yukiko}, journal = {神戸女子大学看護学部紀要, Bulletin of The Faculty of Nursing Kobe Women's University}, month = {Mar}, note = {目的:助産学実習における分娩介助技術の到達度を検討するために、先行研究より分娩介助技術の 習得過程について明らかにすることである。 研究方法:助産学実習の先行履修科目である助産診断技術論演習において分娩介助技術の習得に向けた教育内容の充実化を図るため、分娩介助技術に関する教育について文献検討を行った。 2023年6月時点で、医学中央雑誌Webを用いて検索した。キーワードは ‟分娩介助技術”、‟分娩介助手技”、‟分娩介助習” ‟胎児娩出手技” ‟側面介助法”、‟助産基礎教育” とし、 助産学実習中の助産学生の分娩介助技術習得に関する12論文を分析対象とした。 結果:分娩介助例数が進むにつれて、分娩介助技術の習得が進むと分析されている文献が多かったが、それらは分娩介助件数に比例するのではなく、分娩介助10例を3~5の過程に分け、過程ごとに順にステップアップしていくとされた。しかし、12文献中11文献において10例目の分娩介助では目標に到達していない項目があることが示された。その理由として、個別性が出やすくより分娩の進行状況に合わせたケアが必要と考えられた。分娩介助技術評価基準に統一されたものは見当たらなかった。 考察:分娩介助は技術であることから、繰り返し実施することで向上したのだと考える。一方、分娩件数と比例しなかった文献では、助産診断の視点が含まれており、それによると分娩介助技術はアセスメントからもたらされた結果の行動であると捉えていると考えられるため、教育内容で診断能力の強化を図る必要があると考える。 結論:分娩介助例数が進むにつれて向上する分娩介助技術は個別性や分娩進行状況の影響が少ない技術であった。一方、分娩介助例数に比例しない技術は助産診断を伴う認知領域の内容であると考えられた。対象者の個別性に合わせた助産ケアが実践できるように、助産学実習の先行履修科目である助産診断技術論演習において、診断能力の強化を図る必要があることが示唆された。}, pages = {1--7}, title = {助産学生の分娩介助技術習得に関する文献の分析}, volume = {9}, year = {2024}, yomi = {コンノ, ムツミ and コニシ, マチコ and ニシオ, リナ and ウシゴエ, ユキコ} }